フィッシング詐欺に気を付けよう
フィッシング詐欺とは
実在する企業や金融機関を装ってメールを送りつけ、クレジットカード番号や暗証番号等の個人情報を詐取しようとする詐欺の事です。
フィッシング詐欺の特徴
クレジットカード会社やショッピングサイト、金融機関、電子マネー会社、配達事業者など、様々な企業になりすましてメールやSMSを送ってきます。
「パスワード変更のお願い」「【緊急】アカウント確認のお願い」「支払い確認用の認証コード送付」など、緊急性が高く利用者の不安をあおるような文章が記載されているのが特徴です。
あわててURLをクリックすると、偽のホームページに誘導されて本人確認と称して個人情報を入力させられます。
入力した個人情報は詐欺メールの送り主に盗まれてしまい、クレジットカードの不正利用やネットバンキングの不正出金、ネットオークション等のなりすまし、個人情報の売買のような被害に遭ってしまいます。
フィッシング詐欺の相談件数と実例
近年、生活様式の変化によるインターネット通販などの利用増加に伴ってフィッシングメールの相談件数も増加しており、令和4年度は上半期(4月~9月)だけで令和3年度の年間報告件数と同じ約60万件(※)の報告が寄せられています。
※フィッシング対策協議会月次報告書より https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202210.html
※フィッシング対策協議会月次報告書より https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202210.html
実例1
普段から利用している通販サイトから「不正ログインの可能性が検出されました。今すぐあなたのアカウントを確認してください。」というメールが送られてきた。アドレスとURLに企業名が使用されていたため、リンクをクリックしてサイトに入った。サイトの案内に従ってログインIDとパスワードを入力して送信ボタンを押した。後日、注文した覚えのない商品の請求が届いた。
実例2
カード会社から個人情報漏えいの可能性があるというメールが送られてきた。流出を防ぐために、会員番号の変更をするようにとの案内に従ってサイトにアクセスした。カード番号、暗証番号などの個人情報を入力し、新しい会員番号を発行して安心していたが、後日、身に覚えのない借入が行われていた。会社に問い合わせたら、そもそも情報漏えいが発生していないことが分かった。
詐欺の被害に遭わないために
1、怪しいメールには注意しましょう
金融機関やカード会社がメールでカード番号や暗証番号等の個人情報を確認することはありません。そのようなメールには返信、対応しないようにしましょう。どうしても心配な場合は、公式ホームページを確認したり電話で問い合わせて事実確認をするようにしましょう。
2、本文中のリンクはクリックしないようにしましょう
フィッシング詐欺では、偽サイトに誘導して個人情報を入力させることで情報を盗み取ります。サイトにアクセスするときは、リンクをクリックするのではなく、URLを直接入力するか、公式アプリから入るようにしましょう。
3、セキュリティソフトを最新の状態に保ちましょう
セキュリティソフトを使用していれば、フィッシングメールの疑いがあるような怪しいメールを受け取ったときは警告が表示されます。詐欺の手口は日々巧妙化しています。セキュリティソフトも最新の状態に保つようにしましょう。
4、銀行やカード会社の連絡先リストを作成しておきましょう
情報漏えいや身に覚えのない出金確認など少しでも怪しいメールを受け取ったときに、すぐに事実確認ができるように銀行やカード会社など普段から利用している企業の問い合わせ番号を控えておきましょう。
5、不審なメールを受け取ったら報告するようにしましょう
「フィッシング対策協議会」という団体があり、最新の詐欺メール情報や事例紹介、気を付けるポイントなどの情報発信をしています。怪しいメールやサイトの情報を報告することで、詐欺被害を未然に防ぐことができます。
不審なメールや怪しいサイトを見かけたらこちらまで
メールフォームを使って簡単に報告できます。
このページの情報に関するお問い合わせ先
商工観光課TEL:0156-66-4034FAX:0156-66-1020
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