食品ロスについて
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食品のことです。
外食産業や食品加工業などの「事業系食品ロス」と、家庭から出る「家庭系食品ロス」があります。
外食産業や食品加工業などの「事業系食品ロス」と、家庭から出る「家庭系食品ロス」があります。
日本の「家庭系食品ロス」は世界でもトップクラス
平成30年の日本の食品ロス量は約600万トンで、このうち家庭から捨てられた食品は約276万トンです。1人当たり1日にお茶碗1杯分のごはん(約130グラム)を捨てていることになります。
この廃棄量は、国別ランキングでは3位。個人単位ランキングでは6位(アジア圏1位)になります。
この廃棄量は、国別ランキングでは3位。個人単位ランキングでは6位(アジア圏1位)になります。
「家庭系食品ロス」の原因と対策
家庭からの食品ロスは、大きく「直接廃棄」、「食べ残し」、「過剰除去」の3つに分けられます。それぞれの具体的な原因として、次のようなことが挙げられます。
「直接廃棄」
- 安売り商品をまとめ買いしたが、使い切る前に廃棄してしまった
- 冷蔵庫の中身を把握しておらず、余分に買ってしまった
- 保存方法が適切ではなく、期限より早く傷んでしまった
「食べ残し」
- 一度に作る量が多くなってしまい、食べきる前に廃棄した
- 作り置きしていた料理を放置して忘れていた
- 食材の好き嫌い
「過剰除去」
- 野菜の皮やヘタを取るときに、食べられる部分も一緒に取り除いてしまう
対策
食品ロスを減らす方法として、次のようなことが挙げられます。1つでも心がけて無駄をなくしていきましょう。
- 買い物前に冷蔵庫を確認して、買い物リストを作る
- 安いからという理由で買いすぎる前に、使いきれるか考える
- 料理を作りすぎない。残った料理はリメイクなどして食べきる
- 食材の保存場所を決めて、一目で分かるようにする
- ピクルスなどの保存食を作る
- 賞味期限を過ぎてもすぐに捨てずに、食べられるか自分で判断する
「消費期限」と「賞味期限」の違い
食品には、「消費期限」か「賞味期限」どちらかの期限が記載されています。それぞれの違いを覚えて、無駄なく食品を使うようにしましょう。
消費期限 | 賞味期限 | |
期限の意味 | 安全に食べられる期限 ※期限を過ぎたら食べない方が良い。 | おいしく食べることができる期限 ※期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。 |
表示されている食品 | 弁当、ケーキ、食肉など | 缶詰、カップ麺、スナック菓子など |
消費期限も賞味期限も、未開封の状態で、指示された通りに保存した場合に安全やおいしさを保証するものです。一度開封した食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
外食時にできる食品ロス対策
家庭内だけでなく、外食時にも消費者が意識することで無駄をなくせることがあります。
- 食べきれる量を注文する
- 小盛り、ハーフサイズのメニューを活用する
- 3010運動を実施して、料理を楽しむ時間を作る
※3010運動:食事会などの開始後30分間と、お開き前10分間は食事を楽しむ - どうしても残ってしまう場合は、お店と相談して持ち帰ることも検討する
このページの情報に関するお問い合わせ先
商工観光課TEL:0156-66-4034FAX:0156-66-1020
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