若い世代での高額投資は必要?

投資に興味を持つ若者が増えています

コロナ禍での収入減や老後資金など、お金や将来への不安から投資に興味を持つ10代~20代の若者が増えています。しかし、金融の知識が乏しいまま投資を始めてしまい、詐欺被害などのトラブルに巻き込まれてしまう場合があります。

多様化する投資詐欺の手口

近年の投資勧誘はSNSなどインターネット上で行われることが増えてきました。これに伴い、SNSでのやり取りに抵抗感がない若者が被害に遭う事例が増えています。

高級車やブランド品を持っている写真とともに、「絶対に儲かる方法がある」「いい生活ができる」等と勧誘して暗号資産の投資を勧める手口や、家賃収入や売却益を得られる等と勧誘して投資マンションの購入を勧める手口があります。

また、マッチングアプリなどの出会い系サイトでの被害も増えており、信頼関係を築いたうえで「結婚資金を貯める」等の名目で投資話を持ち掛ける手口も存在しています。

投資詐欺は高額被害になりやすい

暗号資産などへの投資では、はじめは少額を投資させて配当金を配り利益があるように見せかけたうえで、さらに高額投資を誘うため被害が高額になる場合があります。

また、不動産を購入する投資用マンションでは20代の平均契約金額が2,000万円を超えています。なかには収入に合わない高額なローンを組んで返済困難になる事例も発生しています。

投資詐欺から身を守るためには

詐欺被害に遭わないためには、お金に関する正しい知識や適切な判断力を身につけることが大切です。

投資にはリスクがあり必ず儲かるわけではありません。求めるリターンと許容できるリスクを把握し、甘い言葉に惑わされないようにしましょう。

また、ライフプランをしっかりと考え、貯蓄や投資をバランスよく組み合わせて将来への備えを行いましょう。
このページの情報に関するお問い合わせ先
商工観光課TEL:0156-66-4034FAX:0156-66-1020