ガソリンを携行缶で購入される皆様へ

 ガソリンは「危険物」として消防法に定められています。危険物は私たちの身近にある、とても便利なものですが、貯蔵・取扱いを間違えると人命までも奪ってしまう大変おそろしい物質です。今一度、下記についてご確認いただき、貯蔵は必要最小限とし、取扱いは十分に注意してください。

「本人確認、使用目的の確認」は消防法令で義務付けされました。

 令和元年7月に発生した京都市の爆発火災を受け、同様の事案の発生を抑止するため、ガソリンスタンドでガソリンを携行缶に詰めて購入される方に対し、本人確認と使用目的の確認についてのご協力をお願いしております。この全国的な取り組みについては、町内すべてのガソリンスタンドにおいても同年8月から実施されているところですが、令和2年2月1日から消防法令により義務付けされました。

《ガソリンスタンドの義務等》
  ▶ 本人確認及び使用目的の確認を拒否するなど不審な点を感じた場合には、警察署に通報すること。
  ▶ 証明書等の提示を拒否され、本人確認できない場合は販売しないこと。
  ▶ 販売記録の作成(販売日、顧客の氏名・住所、本人確認方法、使用目的、販売数量など)

確認方法について

【本人確認】
  原則として、公的機関が発行する写真付きの証明書等の提示が必要となります。
  ◆ 運転免許証
  ◆ マイナンバーカード
  ◆ パスポート など


【証明書等の提示を省略できる場合】
  以下により、ガソリンスタンドにおいて購入者の氏名・住所が把握できる場合は、省略することが
 できるとされていますが、証明書等の提示を求められた際にはご協力をお願いします。

  ◆ すでに証明書等により本人確認が行われている場合
  ◆ 継続的な取引があり、ガソリンスタンドにおいて氏名や住所を把握している場合
  ◆ ガソリンスタンドが発行する会員証・組合員カードなどにより本人確認が行われている場合など


【使用目的の確認】
 「農業機械器具用の燃料」、「発電機用の燃料」など具体的な内容をガソリンスタンド従業員に伝えてく
 ださい。

ガソリン貯蔵・取扱いの注意事項

【携行缶での購入】
  ◆ 一度に購入できる量は、40リットル未満となります。(備蓄できる最大数量)
  ◆ 詰め替え及び貯蔵することができる携行缶は、ガソリン専用の金属製容器のみとなります。

【携行缶での保管】
  夏季以外の時期でも、直射日光の当たる場所や温度が高くなる場所にガソリン携行缶を置くと、蓋を開
 けたときにガソリンまたは可燃性蒸気が大量に噴出する可能性があるため、火気や高温部から離れた、日
 陰の風通しの良い場所に保管しましょう。

【携行缶の使用】
  
携行缶から機器等に給油する場合は、以下の手順を確認しましょう。
  ◆ 携行缶が何らかの状況により高温になっていないか確認する。
  ◆ ガソリンの噴出に備え、周囲の安全を確認する。
  ◆ 機器等のエンジンや電源を停止する。
  ◆ 携行缶のフタを開ける前にエア抜きする。
このページの情報に関するお問い合わせ先
とかち広域消防事務組合 鹿追消防署 予防係TEL:0156-66-2201FAX:0156-66-3919