中学3年生のピロリ菌検査・除菌治療支援

 お子さんの将来の健康を願い、中学3年生のお子さんに対するピロリ菌検査・除菌治療の費用助成を下記のとおり行います。

ピロリ菌とは

 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は細菌の一種で、主に胃や十二指腸などの病気の原因となります。幼年期(5歳くらいまで)に口から感染すると考えられ、大人になってからの感染はまれです。ピロリ菌に感染しても症状がない場合がほとんどですが、一度感染すると、多くの場合、除菌をしない限り胃の中に住み続け、胃がん等の病気を発症する場合があります。日本では胃がんの原因の95%以上がピロリ菌によるものといわれており、また、胃・十二指腸潰瘍の原因となることもわかっています。これまでの研究では10代のうちに除菌治療を行った場合、ピロリ菌によって起こる胃がんの発生をほとんど予防できると考えられています。

対象者

 町内の中学3年生のお子さん
  ※強制ではなく、保護者の同意が得られる場合に行います。

検査・除菌治療の流れ

 以下の検査・治療にかかる費用を全額助成します。

一次検査(学校健診)

 学校健診時の尿を用いて検査を行います。対象のご家庭へご案内します。

二次検査(町立病院)

 学校健診のピロリ菌検査で「陽性」だった場合、町立病院で精密検査(二次検査)を行います。精密検査では、便をとり、便中にピロリ菌がいないか確認します。精密検査で「陽性」だった場合、担当医師より除菌治療についての説明を行います。

一次除菌治療(町立病院)

 二次検査で「陽性」だった場合、町立病院で1回目の除菌治療を行います。除菌治療では、抗菌薬などの内服を7日間行い、内服終了から1か月以上あけてから、結果の判定を便の検査で行います。判定の結果、「陽性」だった場合、担当医師より二次除菌治療についての説明を行います。

二次除菌治療(町立病院)

 一次除菌治療で「陽性」だった場合、町立病院で2回目の除菌治療を行います。1回目と同様の流れですが、1回目とは異なる抗菌薬などの内服を7日間行い、内服終了から1か月以上あけてから、結果の判定を便の検査で行います。

大人のピロリ菌検査

 鹿追町では、20歳以上の方のピロリ菌検査を無料で実施しています(1回)。詳細について、下記よりご確認ください。ピロリ菌検査を受けたことのない方は、胃がん等の病気の予防のために、ぜひ一度受けてみましょう。
このページの情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康推進係(トリムセンター内)TEL:0156-66-4037FAX:0156-66-1818