セルフメディケーションについて

セルフメディケーションとは

 平均寿命が長くなった現代、いかに毎日を「健康的」に生きられるかが、幸せな生活を送るうえで大切です。そこで注目されているのが「セルフメディケーション」です。これは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」を意味しています。
 下記を読んでいただき、ぜひ自分の生活に取り入れてみましょう。

セルフメディケーションの効果

 1.毎日の健康管理の習慣が身につく
 2.医療や薬の知識が身につく
 3.医療機関で受診する機会を減らすことができる
 4.国民全体の医療費の増加が抑制される(医療費が抑制されれば保険料(税)の抑制にもつながる)

取り組み方法

 健康に過ごすためには、自分の健康は自分で守ることを意識し、積極的に健康管理を行うことが大切です。それでも、日々の忙しさ等から、頭痛や風邪などの体調不良を引き起こすこともあります。そんなときのために、病気や薬についての知識を身に付け、軽い症状であれば自分自身で改善したり、生活習慣病の予防や健康維持に役立てることが大切です。
 そこで、OTC医薬品(※)を上手に活用して、自らセルフメディケーションを図っていきましょう。具体的には、風邪が重症化する前に風邪薬を飲む、小さな切り傷にばんそうこうを貼る、疲れた時にはビタミン剤を飲む、などが考えられます。

※OTC医薬品について

 OTC医薬品とは、薬局やドラックストアなどにおいて処方箋なしに購入できる医薬品のことです。今までは「市販薬」等と呼ばれていましたが、2007年より呼称が統一されました。これに対して、医師が処方する医薬品は「医療用医薬品」と呼ばれます。

セルフメディケーションを効果的に行うためには

 セルフメディケーションの基本として、まずは自分の身体の状態を知ることが第一です。さらに、病気や薬についての正しい知識を身に付けることも大切です。自分が飲んでいる薬の記録等をつけることで、医師や薬剤師等に自分の体質に合ったアドバイスを受けることが可能となります。そして、普段から適度な運動と栄養バランスの良い食事を取り、十分な睡眠を確保し、自然治癒力を高めていきましょう。

注意点

 ≪正しい情報を入手し、正しい知識を身に付ける≫
 わからないときは自己判断せず、薬局の薬剤師など専門家の指導を受けながら行いましょう。
 ≪OTC医薬品とサプリメントの違いを理解する≫
 サプリメントなどの健康食品は医薬品とは異なり、病気の治癒を目的とするものではありません。病気のときは、薬剤師やかかりつけ医に相談し、正しく対処しましょう。
 ≪正しい用法、用量を守る≫
 OTC医薬品を使用する際は、必ず説明書を読んで、正しい用法、用量を守りましょう。誤った使用法は症状を悪化させることもあります。
このページの情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康推進係(トリムセンター内)TEL:0156-66-4037FAX:0156-66-1818