服薬適正化事業

 鹿追町では、鹿追町国民健康保険に加入する40~74歳の方で、重複服薬の心配がある方に対してお薬相談をお勧めする文書を送付しています。また、保健師より電話等でお薬について確認をさせていただく場合があります。

 ※保険診療を受けた際の診療報酬明細書(レセプト)をもとに、重複服薬の心配がある方を抽出しています

重複服薬とは

 重複服薬とは、複数の医療機関から同じ効能の薬が重複して処方され、それを服用することです。

重複服薬の問題点

医療費の負担が大きくなる

 同じ効能の薬を複数処方されると、その分医療費を多く支払うことになります。お薬の内容を見直すことで医療費の節約につながる可能性があります。

体の負担が大きくなる

 薬を重複して飲むと、薬本来の効果が出ないばかりか、薬の働きが強く出たり、薬同士の組み合わせが悪く副作用を起こす可能性が高くなります。また、このような状態を「ポリファーマシー」といいます。
 ポリファーマシーとは…
 多くの薬を服用している影響により、副作用を起こしたり、用法・用量どおりに正しく薬が飲めなくなっている状態のことをいいます。年齢を重ねると複数の病気を持つ人が増えていきます。病気の数が増えることで、受診する医療機関が増えることも薬が増える原因となります。

見直しのポイント

かかりつけ医やかかりつけ薬局をもつ

 かかりつけ医は、あなたの病歴や体質、健康状態を把握しているので、総合的な健康管理が可能です。また、薬局もかかりつけを決めておくと、処方されている薬の情報を把握してもらえ重複処方などをより防ぐことができて安心です。

お薬手帳を正しく活用する

 医療機関へ受診する際は必ずお薬手帳を持参し、「1冊にまとめて」自分の病気と薬をすべて把握してもらいましょう。複数のお薬手帳を利用していると、正しい服薬状況を把握することができません。お薬手帳の内容をもとに、医療機関や薬局で「重複服薬にならないか?」「副作用が起きないか?」等をチェックしています。
このページの情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康推進係(トリムセンター内)TEL:0156-66-4037FAX:0156-66-1818