鹿追町

　私の住む地域の一角に、自分の家の敷地内にごみを放置したままにしている住人が居ます。そのごみが風に飛ばされ道路に散らかっていることがあり、そのたびに不快な思いをしていました。
　そんなある日、いつも通り朝カーテンを開けると、T字路が白く見えるほどごみが散らかっていました。
　私は、「あっ、またか」と苦々しく思っていましたが、しばらくしてからもう一度見ると、ごみがきれいに片付けられていました。
　ごみの主は、昨夜から車がないので居ないはずなのに・・・。
　それから2～3日たって近所の人たちの話で、登校中の鹿追小学校の児童3人が道すがら片付けていたと聞きました。
　私は、なんと素晴らしい小学生だと感心いたしました。それと同時に、鹿追小学校を誇らしく思いました。
　私たち大人は、日ごろ注意もしないで苦々しく思って見ているだけで、本当に恥ずかしい限りです。
　どうか感心な小学生を称えてあげてください。（2019.11月号掲載）