鹿追高校への給食導入について

みなさまの声

 鹿追高校にも給食をお願いします。農業の町ですので家庭での負担を減らしてほしいです。地元高校に進みたいのでよろしくお願いします。(2013.9月号掲載)

鹿追町の見解・回答

 日ごろより教育行政にご協力を賜り、また大きな関心を持っていただきありがとうございます。
 このたびは、鹿追高校への給食導入についてご要望をいただきましたので、学校給食に関する現状とご要望に対する本町の考え方について回答させていただきます。
 給食によりご家庭での負担軽減につなげてほしいというご意見ですので、はじめに鹿追高校における昼食のシステムについて説明いたします。同校寮生のように昼食を持参しない生徒たちのために、毎朝、お弁当やパンなどのとりまとめがあり、その注文に応じ昼食時に配達する業者委託システムが確立しております。そのため、昼食を持参しない生徒は、委託契約に基づき比較的安価にお弁当などの購買を利用されており、ご心配されているご家庭の負担が軽減できるものと思いますので、こうした制度をご活用されることで、ご要望の解決に近づければ幸いです。
 次に学校給食共同調理場について説明いたします。平成20年より厨房能力700食の規模で供用しており、今年度は幼稚園・小学校・中学校・地域保育所に給食を提供していますが、各種調理行程にかかる処理能力や、収容する各種保管庫容量などが限界の状態にあり、現状を超える食数を調理する余力がありません。
 したがって、調理能力を高めるためには規模拡大が必要となりますが、現在地における土地確保は難しく増築が困難なことや、給食の提供ついては調理する側だけではなく、受け入れる学校側にも受入口や保管庫の設置など、北海道と校舎の改修について調整が必要です。これらのことから、今後も皆様からご意見をいただきながら必要性について検討してまいりますが、現況では高校への給食提供が難しい状況でありますのでご了承ください。
 最後になりますが、鹿追高校は関係機関や多くの方々の支援により「夢はきっとかなう」を合言葉に学力向上のみならず、資格取得やクラブ活動など積極的な取り組みを続けており、管内屈指の国公立大学進学率やカナダ短期留学事業など全道的に大変高い評価をいただいております。本町の小中高一貫教育の出口にあたる同高校が安心して進学できる学校であるという認識がより広がるよう、皆さまからの深いご理解を賜り、進路選択の際にはぜひご検討くださいますようお願い申し上げまして、ご要望に対する回答とさせていただきます。
(学校教育課)
このページの情報に関するお問い合わせ先
鹿追町TEL:0156-66-2311FAX:0156-66-1020(庁舎1階) 0156-66-1620(庁舎2階)